後編のこの記事は、HDD8台を使ってRAID-Z2を設定したり、Sambaを設定してファイルサーバーとして利用できるよう設定したりします。
XigmaNAS 12.1を導入してみた 後編(RAID-Z2、SMB設定編)
先日に引き続き、XigmaNASをインストールしたので、各種設定をしてみました。
XigmaNAS 12.1を導入してみた 前編(OSインストール、初期設定編)
XigmaNAS(シグマ ナス、旧:NAS4Free)は、FreeNAS(現:TrueNAS CORE)から派生した、NASに特化したOSです。FreeNASと同じく、FreeBSDをベースにしているそうです。
前の記事のサーバーケースをつかって構築したFreeNAS機とは別に、以前から使用していたFreeNAS機があったのですが、HDD入れ替えなどのついでにXigmaNASをインストールしてみることにしました。
そのメモとして、XigmaNASの紹介と、インストールからRAID-Z2の設定、SMBでの共有設定までをまとめてみました。(この記事は、2020年5月に行ったものを記事にしたものです。約半年分、情報が古くなっているかもしれません)
この記事は、そんなXigmaNAS構築メモの前編です。前編では、XigmaNASの紹介、XigmaNASのインストール、初期設定、SSDのデータ用パーティションのマウントなどを行います。
SilverStone RM21-308 ラックマウントケース 組立レビュー
前回に引き続き、SilverStoneのラックマウントサーバーケース RM21-308を使ってファイルサーバーを組み立ててみました。
前回の記事はこちらです。
今回はこれらを使いました。
型番 | 価格 | 購入店舗 | |
---|---|---|---|
ケース | SilverStone SST-RM21-308 | \41,394 (2020/2/11時点) | Amazon.co.jp |
CPU | Intel Pentium Gold G5400 | \6,820 | ツクモネットショップ |
MB | ASUS ROG STRIX B365-G GAMING | \11,999 | ツクモネットショップ |
メモリ | DDR4 16GB | \0 | (メイン機から拝借) |
電源 | Antec NeoECO GOLD NE650GOLD | \8,110 | ツクモネットショップ |
SSD(システム用) | Crucial BX500 120GB | \3,180 | ツクモネットショップ |
HDD(データ用) | WD Red WD40EFRX-RT2 | \15,169 ×8 | ツクモネットショップ |
SAS HBA | Broadcom LSI SAS 9211-8i | \10,399 (2020/2/13時点) | Amazonマケプレ (PlayGround0138) |
Mini-SASケーブル | iSAS-7373-HT/.5m | \3,960 ×2 | Oliospec |
OS | FreeNAS | \0 | |
合計 | \211,164 |
SilverStone RM21-308 ラックマウントケース 外観レビュー
新しいファイルサーバーが必要になったので、SilverStoneのラックマウントサーバー用ケース、RM21-308(SST-RM21-308)を購入して組んでみました。
本記事では、組み立て前にRM21-308を紹介します。
LSI SAS 9211-8iのファームウェアを書き換える
新しくFreeNASでファイルサーバーをつくるにあたって、SASのHBAが必要になったので、LSIロジックのSAS 9211-8iを買ってみました。
この製品は、出荷時にMPT BIOSとIRファーム(RAID用ファーム)が入っているのですが、FreeNASのストレージ用としてはどちらも不要なので消して、ITファームウェアを入れたいと思います。
ちなみに、「LSIロジック」という会社は「Avago Technology」に買収され、そのAvagoはBloadcomを買収して「Bloadcom」という名前を残したようなので、今はBloadcom製と言うのが正しいようです。