2021年6月28日CAECAE,工学

2021年度「計算力学技術者 認定試験」の日程や費用まとめ
日本機械学会(JSME)が主催する、「計算力学技術者(CAE技術者)資格」という資格試験があります。

昨年度(2020年度)は残念ながら、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、試験が中止になってしまいました。従来、3~4地区それぞれの大学等を利用して、解答用紙に手書きするようなスタイルでしたが、今年度はCBT方式(Computer Based Testing)に改められました。

また、試験料の支払い方法も、従来は(平日の営業時間に)ゆうちょ銀行へ行って支払いをしなければなりませんでしたが、どうやら今年はコンビニでの支払いができるようになったようです。その上、申し込みもWebで完結するようになったようです。全体的に、手続きが簡素化されて、申し込みのハードルが下がりました。

この記事では、そんな「計算力学技術者 認定試験」のスケジュールや費用をまとめてみました。興味のある方はぜひ受験してみてください。(本記事では、固体・熱流体・振動分野の1級・2級のみ対象としています。上級アナリスト・初級試験に関しては公式サイトを見てください)

2021年度の試験を申し込んだ方向け案内(10/03時点)

試験を申し込んで受験資格のアップロードを行った方は、9月末にメールが届いていると思います。そのメールによると、受験会場の予約は10月18日(月) 15:00からできるそうです。

早めに予約しないと希望の会場(近くの会場)の予約が埋まってしまうかもしれませんので、予約可能になったら早めに予約を済ませましょう。

予約の際に必要なプロメトリックIDは、事前に作成可能だそうです。

2020年8月15日CAECAE,FrontISTR,Linux,Ubuntu,Windows,WSL2

WSL2に入れたEasyISTRでFrontISTRを使う

EasyISTRという、FrontISTRのフロントエンド的なソフトがあります。これを、Windows 10上のWSL2環境にインストールして使ってみました。

EasyISTRはPythonで作られていて、元々Ubuntu用だったようですが、今はWindows+MSYS環境でも動かせるそうです。

今回は、MSYSを入れるのではなく、WSL2のUbuntuにEasyISTRを入れて、それ以外のソフトは通常通りWindowsに入れて動くように環境をつくってみました。

こんな記事を書いておいてアレですが、EasyISTRを動かすだけの目的でWSL2を使うより、普通にMSYS入れた方が早いと思います。

2020年8月4日CAECAE,Docker,FrontISTR,Linux,Windows,WSL2

FrontISTRをWindows 10のDockerで使ってみた
FrontISTRというCAEソフトがあります。このソフトのマニュアルを読むと、基本的にLinuxにインストールして使用するソフトなのですが、ふと公式サイトを見たところDockerリポジトリーが公開されていたので、Dockerリポジトリーを使ってWindows上にインストールしてみました。

Windowsであればバイナリファイルが配布されていますし、WSL2(Windows Subsystem for Linux)のUbuntuを使えば公式マニュアル通りにインストールできると思いますが、今回はDockerの練習もかねて、Dockerを使用しました。

2020年3月30日CAECAE,工学

計算力学技術者 認定試験 2019年度までのスケジュール
ご案内

この記事は、2019年度までの「計算力学技術者(CAE技術者)資格」に関する情報をまとめたものです。(2020年度は中止となり)2021年度は大幅に手続きが変わりました。新しい手続きまとめは、2021年度版の記事をご覧ください。

日本機械学会(JSME)が主催する、「計算力学技術者(CAE技術者)資格」という資格試験があります。

「計算力学」とは要するにシミュレーションで現象を再現する工学分野のことで、「CAE(コンピューターを活用した設計)」を行う際に必要となる知識です。

近年、コンピューターの性能がとても良くなって、家庭のパソコンくらいの性能でも充分なシミュレーションを行えるようになってきました。さらに、無料のCAEソフトがあったり、無料CADにCAE機能がついていたりするなど、誰でもCAEを行えるような環境ができてきました。

一方で、その「誰でもできる」という環境のせいで、計算手法を理解せず、出てきた結果を盲信してしまう人も増えていると思われます。機械学会は、その状況を改善するために、計算力学に特化した資格試験を開催して、CAEの力量を測れるようにしたようです。

私もこの資格を受けたのですが、他の資格と比べてこの試験の申し込みが非常に複雑で分かりにくいため、大まかな日程をまとめてみました。特に、ゆうちょ銀行の窓口(平日昼間)や郵便局(夜間のゆうゆう窓口OK)に何回も行かないといけないので注意が必要です。

なお、この記事では2019年度までの情報で書いています。2020年度以降は申し込み手続きが変わっているかもしれませんので、申し込みの際は必ず「計算力学技術者(CAE技術者)の資格認定」公式サイトを参照ください。

また、本記事では「固体・振動・熱流体」分野の「2級・1級」グレードについてまとめています。他にも「初級」・「上級アナリスト」というグレードもありますが、受けたことがなく分からないので、まとめていません。

2020/5/25追記:
機械学会より、今年度の開催については「安全を考慮しつつ2020年度に開催したい」という旨が公表されました。詳細は次のリンクをご覧ください。
https://www.jsme.or.jp/cee/news/2020/05/1306
今年度は通常と異なるスケジュールの可能性がありますので、最新の情報は公式サイトをご覧ください。また、2級の固体・振動の試験対策講習会は中止が決定されたようです。


2020/8/20追記:
残念ながら、2020年度の計算力学技術者資格認定試験(1級と2級)は中止となってしまったようです。詳細は機械学会の発表をご覧ください。※上級・初級は開催するようです。

2020年度1・2級認定試験 中止のお知らせ | 計算力学技術者(CAE技術者)の資格認定

2018年11月28日CAE

日本機械学会の計算力学講演会、CMD2018に行ってきましたので、自分用に記録しておきます。