ビクセンの天体観測用ライト、SG-L02を買ってみた

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先日、「天体望遠鏡メーカーのビクセンが、天体観測に適した新ライトを発売する」と紹介しました。

昨日、ヨドバシで予約した商品が届きましたので、さっそく使い方を紹介します。

前モデルと同じく、暗い状態で点灯して目が眩みにくいという特徴はそのままに、電源がUSBで充電できるようになって便利になりました。

SG-L02とは

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Vixen
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天体望遠鏡メーカーがつくる、天体観測に最適なライトです。
暗い赤色から点灯するので、暗闇で使っても目が眩みません。

SG-L02は、天体望遠鏡メーカーのビクセンが発売する、天体観測の際に最適なライトです。同様のライトは多数販売されていますが、この製品は目を眩ませない工夫が盛り込まれています。

星を見ようと思ったとき、星座くらい明るい星であれば、周りが明るくてもある程度は見えますが、暗い星は見えません。暗い星を見るには、暗闇に目を慣らす必要があります。

そうは言っても、荷物を取り出したいときなど、ライトを使いたいときがあります。その時にライトを使うと、多くの製品は明るさマックスの状態で点灯しますので、せっかく暗闇に慣らした目が眩んでしまいます。

こちらの製品は、点灯時に明るさ最低の状態で点灯しますので、不意にライトを点灯してしまっても目が眩みにくいという特徴があります。

また、前回赤色のライトを使った場合は次回も赤色で点灯したり、白色系のライトも昼光色ではなく電球色を使っている、というのも、目を眩ませない工夫だと思います。

以前は、前モデルのSG-L01というのが販売されていましたが、そちらは乾電池を使用するものでしたので乾電池の処理が不便でした。新モデルはUSBでの充電式になりましたので、より使いやすくなりました。

また、前モデルと同様にIPX4相当の防水性を持っていますので、夜露に濡れたり、突然雨・雪が降ってきても安心です。

その他、SG-L02の仕様についてはビクセンの商品ページもご覧ください。

また、本記事と同様の内容を、動画にもまとめています。こちらもよければご覧ください。

同梱品

同梱物はこちらの写真の通りです。

Vixen(ビクセン) SG-L02の同梱品
  • ライト本体
  • 充電用のUSBケーブル(50cm、USB A~USB microB)
  • ストラップL(本体に装着済み)
  • ストラップS
  • クリップ
  • 取扱説明書

購入時の状態では、ストラップLが装着されています。こちらは、頭につける際にちょうどいい長さになっています。長さは調整可能で、バックルもついています。

また、その長さ違いのストラップSも同梱されています。こちらは、腕に巻き付けて使うときに便利だそうです。

これらストラップLとストラップSをバックルで繋げると、結構長くなります。こうすると、首からさげて使うのに便利なようです。

また、ベルトなどに挟めそうなクリップも同梱されています。ストラップを外すと四角い穴がありますので、そこにパチンとはめて取り付けます。結構しっかりはまっているようなので、使用中にクリップが外れることは少なそうです。

使い方

本体上部のボタンを押すと、ライトが点灯します。このボタンの押し方で、明るさを変えたり色を変えたりできます。

Vixen(ビクセン) SG-L02:上部ボタンで操作します

・単に点灯したいとき:ボタンを一回押します。前回、赤色ライトを使っていたときは赤色で、それ以外の時は電球色で点灯します。電球色、赤色どちらでも、明るさが最低の状態で点灯します。

・消灯したいとき:点灯後、2秒以上待ってからボタンを押します。

・点灯して、赤色ライトに変更したいとき:ボタンを押して電球色で点灯させた後、2秒以内にもう一度押すと、赤色に変わります。

・明るさを変えたいとき:点灯中にボタンを長押しします。ちょうど良い明るさになったら手を放します。ずっと押していると、ピカピカしますが、それは明るさの上限、下限まで来たことを示しています。最大の明るさの時に長押しすると、今度はだんだん暗くなっていきます。

・不意に点灯しないようにロックしたい場合:消灯中にボタンを長押しします。ボタン付近が赤く点滅したらロック状態になっています。解除する際は、もう一度長押しします。

・充電残量を確認したいとき:点灯直後の2秒間、ボタン付近が光りますが、その時の色がバッテリーの残量を示しています。残量が多いときは緑、減ってくると黄色、無くなりそうなときは赤色に光ります。上記の写真では、ボタンが緑色に光っていますので、ほぼ満充電です。

おおよそ、前モデルと同じ使い方です。違うところは、「電球色での点灯が基本になった」、「バッテリー残量の表示がされるようになった」あたりかなと思います。ロック機能も、前モデルにはなかったような気がします。

また、説明書には「レッド点滅」という点灯モードがあるようなのですが、それにする方法はよく分かりませんでした。(まぁ、あっても使わないと思うので良いですが)

充電方法

一般的な電子機器と同様ですので迷うことはないと思います。本体下部に充電用のUSBポートがありますので、こちらに接続して充電します。

Vixen(ビクセン) SG-L02:下部のUSBポートから充電します

充電器について具体的な指定はないみたいですので、パソコンでも市販の充電器でもクルマの充電ポートでも良いと思います。ただし、「電圧は5V以内」とありますので、スマホ用の急速充電器の中には使用不可のものがあるかもしれません。

充電中、ボタン付近が光ります。赤色は充電中、緑色は充電完了を意味しています。

この充電ポートにはフタがついています。おそらく、防水性のために必要なものだと思いますので、使用時にはちゃんと閉まっていることを確認した方が良さそうです。

また、充電中にライトをつけることはできないようです。

気になったこと

ここまで、ビクセンの新型天体観測用ライト、SG-L02を紹介してきましたが、最後に気になったことをいくつか挙げてみます。上記と重複する内容もあります。いずれもあら探しレベルですが、気にする方は気をつけてください。

基本的に、ライトは電球色で点灯する

こちらのライトは、前回使用したライトの色を覚えてくれて、次回点灯時も同じ色で点灯してくれます。つまり、前回赤色を使用していたら、次回点灯時も赤色で点灯します。

ただし、赤色で点灯させた直後(2秒以内)にもう一回押して消灯させると、次回は電球色に戻ってしまいます。つけたり消したりを繰り返す場合は、電球色に戻ってしまう場合がありますので注意が必要です。

個人的には、前モデルのように「いつでも赤→白の順に点灯する」の方が良かった気がします。

(商品ページに「初期点灯を赤色・電球色から選べる」とあったので、「赤→白の順に変更できる」と思っていたのですが、違ったようです)

充電中に点灯はできない

他のメーカーのライトですと充電中も点灯できますが、こちらの商品は充電中にライトをつけることはできません。

つい充電を忘れてしまった時など、「有線で良いからライトをつけたい」ということがあるのですが、こちらの商品ではできません。

上向きにできない

前モデルは、上向きにも下向きにもできましたが、新モデルは下向きにしかできません。

ただ、上に向けたい場合は、上下逆に装着すれば良いと思いますので、特段支障はないと思います。

「レッド点滅」のしかたが分からない

説明書には、「ボタンを押していくと"電球色→レッド→レッド点滅"の順番で点灯モードが切り替わる」とありますが、レッド点滅にする方法がよく分かりませんでした。ボタンを押していくと、レッドの次は消灯します。

個人的には、レッド点滅は使わなさそうですので、気になりません。


どうでも良いですが、ビクセン商品ページの特徴7の画像が間違ってる気がする。


今は新型コロナの影響で、まだ遠出しない方が良さそうですが、次に夜出かけるときは、こちらも持って行こうと思います。

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天体望遠鏡メーカーがつくる、天体観測に最適なライトです。
暗い赤色から点灯するので、暗闇で使っても目が眩みません。