ネットで読める教科書リンク集

2018年11月18日工学

各大学の先生方が無料で公開されている、教科書としても読める文書をまとめました。いずれもPDFとして公開されており、パソコンやタブレット等でも読むことができます。

世の中にあるどの書籍を見ても同じ数式が書かれていると思いますが、人によって数式の解釈が異なることもあります。いろいろな書籍を読んでしっくり来る解釈を見つけるのが理解への近道だと思います。これらの文書は無料で読めますので、一度読んでみると理解が深まるかもしれません。

「構造と連続体の力学基礎」 岩熊哲夫・小山茂 著

http://hc2.seikyou.ne.jp/home/Tetsuo.Iwakuma/

東北大学の岩熊先生、小山先生によるテキストです。土木系の先生らしく、その分野の基礎知識となる分野を文書化したもののようです。なんといってもすごいのが、1000ページ超えという長大さです。

目次からごく一部を抜粋しますと、このような内容が書かれています。

  • 材料力学(トラス、応力・ひずみ、梁の曲げ、有限要素法、座屈、etc.)
  • 振動工学(一自由度・多自由度の自由振動・減衰振動・強制振動、連続体の振動、非線形振動、弾性波、etc.)
  • 塑性変形、有限変形

材料力学や振動工学は自分も学んだことがあるので、(梁の曲げ、連続体の振動までは)ある程度理解できましたが、塑性力学、有限変形のあたりはさっぱりでした(笑)。

ただ、仕事で非線形の強度解析も行うので、ここら辺の分野も含めて勉強しないとなぁと思っています。

本記事執筆時点で、第26版(2018/1/21)と、2018/11/16付けベータ版が公開されています。

「統計学入門」 小波秀雄 著

http://ruby.kyoto-wu.ac.jp/~konami/Text/

京都女子大学の小波先生による、統計学のテキストです。確率の話から相関の話までカバーされています。

本記事執筆時点で、2017/10/11版が公開されています。

「建築設備基礎」 木村建一 著

http://www.f.waseda.jp/kkimura/ → 「建築設備基礎」をクリック

早稲田大学、国際人間環境研究所の木村先生によるテキストです。

多くの教科書が、ある一つの分野に限って体系的に深く説明しているのに対し、このテキストは「どの分野のシステムにもアナロジーがある」との立場に立って、建築に関わる各学問について説明されています。アナロジーがある、とは、例えば電気回路におけるオームの法則と、伝熱工学におけるフーリエの法則の式の形が同じであることを指します。

他の教科書とは異なった目線で説明されているようですので、理解が深まるかもしれません。

本記事執筆時点で、Ver. 0.8.1(2011/4/23版)が公開されています。