GoogleアナリティクスでAMPページと通常ページを合算集計する

2020年8月17日WebサイトWebサイト,WordPress

GoogleアナリティクスでAMPページと通常ページを合算集計する

当ブログでは、一部の投稿でAMPを使っており、URL末尾に「/amp/」や「?amp」をつけるとAMP版ページが表示されます。

Googleアナリティクスでアクセス解析をしていると、通常ページとAMPページでURLが異なるため、別のページとして集計されてしまいます。

ページの表示速度を見たい場合は別URLでの集計の方が便利ですが、単に記事ごとのページビューやユニークユーザー数を見たい場合は不便です。

そこで今回は、GoogleアナリティクスでAMPページのURLを通常ページのURLに統合して集計させる方法を紹介します。

AMPとGoogleアナリティクス

AMPとは、モバイル端末で高速なページ表示をさせる仕組みで、通常のHTMLとは異なる構文でページを制作します。JavaScriptや一部のCSSに制限があって質素なページになる代わりに、スマホでも超高速でページが表示されます。スマホでGoogle検索したときに稲妻マーク が付いているウェブサイトがありますが、それはAMPでの表示に対応したウェブサイトだということを示しています。

当ブログもそうですが、AMPを利用している多くのサイトではAMPページと通常ページの両方とも用意していると思います。このとき、両ページを区別するためURLを分ける必要があります。

例えば、この記事の通常版URLは
https://astherier.com/blog/2020/08/google-analytics-unify-amp-url/
ですが、AMP版のURLは
https://astherier.com/blog/2020/08/google-analytics-unify-amp-url/amp/
となります。上記は静的URL的な表記ですが、パラメーターを使って
https://astherier.com/blog/2020/08/google-analytics-unify-amp-url/?amp
という動的URLを使っているサイトもあると思います。

この状態で何もケアせずにGoogleアナリティクスでアクセス集計していくと、これらのURLが別のページとして集計されてしまいます。なので、記事ごとのページビューを調べたい場合、これらのURLに対するベージビューを自分で合算して読み取らなければならず、不便です。

そこで、Googleアナリティクスを適切に設定して、AMPページへのアクセスを通常版URLへのアクセスと見なして集計するようにしたいと思います。

注意:
これから行う設定は、設定したあとのアクセスに対して反映されます。過去のアクセスログを集計し直すことはできません。

Googleアナリティクスに新しいビューをつくる

AMPページを合算しないで集計したい場合もあるでしょうし、設定ミスで今までの集計結果に悪影響を与えるのも避けたいので、新しくビューをつくりたいと思います。

新しいビューは不要で、既存のビューに合算の設定をしたい、という場合は飛ばしてください。

Googleアナリティクスの左欄から「管理」を開き、「ビュー」のところでベースにしたいビューを選択します(今回は「すべてのウェブサイトのデータ」をベースにします)。選択したら「ビューの設定」を開きます。

続いて「ビューをコピー」ボタンを押します。

ビュー名を任意で入力します。今回は「AMP URLを通常URLに合算」にしました。入力が終わったら「ビューをコピー」を押します。

これで新しいビューができました。

ampパラメーター(末尾の?amp)を取り除く

パラメーターを使った動的URL形式(URL末尾に?ampが付く形式)の場合は、パラメーターを除外する設定を行います。

管理画面の「ビュー」で先ほど作成したビューを選んで、「ビューの設定」を開きます。

「除外する URL クエリパラメータ」という設定欄がありますので、ここに「amp」と入力します。

入力したら、最下部の「保存」ボタンを押します。

これで、
https://astherier.com/blog/2020/08/google-analytics-unify-amp-url/?amp
にアクセスがあったときに
https://astherier.com/blog/2020/08/google-analytics-unify-amp-url/
にアクセスがあったと見なして集計してくれます。

URL末尾の/amp/を取り除く

静的URL形式(URL末尾に/amp/が付く形式)の場合は、フィルタでURLの置換を行います。

管理画面の「ビュー」で先ほど作成したビューを選んで、「フィルタ」を開きます。

ここで「フィルタの追加」ボタンを押します。

フィルタの設定画面になりますので、下記のように設定していきます。

  • 最初の選択肢は「新しいフィルタを作成」
  • フィルタ名は任意で設定(今回は「ampを統合」にしました)
  • フィルタの種類は「カスタム」
  • その下の選択肢は「検索して置換」
  • フィルタフィールドは「リクエストURL」
  • 検索文字列は「/amp/$」
    (末尾にドルマークをつけることで、「URLの末尾が/amp/のとき」という意味になります)
  • 文字列の置換は「/」

設定が終わったら、最下部の「保存」ボタンを押します。

これで、
https://astherier.com/blog/2020/08/google-analytics-unify-amp-url/amp/
にアクセスがあったときに
https://astherier.com/blog/2020/08/google-analytics-unify-amp-url/
にアクセスがあったと見なして集計してくれます。

設定の確認

設定が終わったら、正しく集計されているか確認します。

自分でAMP版URLにアクセスしてみます。すると、元のビュー「すべてのウェブサイトのデータ」ではAMP付きURLでカウントされているのに対し、新しく作成した「AMP URLを通常URLに合算」ビューでは通常版URLでカウントしています。

正しくカウントされているのが確認できたら、設定完了です。

繰り返しますが、既に集計済みのデータをいじっているわけではありません。新しくつくったビューはゼロから集計が始まります。Googleアナリティクスを使い始める時はこの設定も行っておきたいですね。