愛媛県松山市「たかのこの湯」を利用してみました

旅行・お出かけ温泉・銭湯

愛媛県松山市にある温泉、「たかのこの湯」を利用してみました。

こちらは「たかのこのホテル」に隣接する温泉で、二つの源泉のお風呂があり、他にもサウナや歩行浴、電気風呂などがあります。種類豊富でお風呂も広いため、長時間リラックスできます。また、電車、バス、自家用車いずれもアクセスしやすく、朝5時から深夜25時まで営業しており、大人の通常料金は700円です。

館内には食事処「あまねく食堂」があり、入浴券付きのお得な食事メニューもあります。また、隣のコインランドリーで洗濯もできます。

「たかのこの湯」の入浴料と営業時間

営業時間は朝5時から夜25時までで、最終受付は24時までです。

入浴料は、大人700円、小学生以下は100円です。朝5時から10時までは「朝湯の会」という割引きがあって、大人500円で入れます。また、毎週金曜日の夜(21時から24時)は「ないと~!!デイ」という割引きがあります(金額はメモし忘れました)。

後述の通り、館内の食事処「あまねく食堂」では、+450円で入浴券が付いてくるメニューもあります。

その他、フェイスタオルは200円で販売されています。

「たかのこの湯」へのアクセス

「たかのこの湯」は、近くに伊予鉄道や伊予鉄バスが通っていますし、駐車場は広大ですので車でもアクセスしやすいです。

住所:愛媛県 松山市 鷹子たかのこ町 736番地 4

公共交通機関でのアクセス

松山市の中心からなら、伊予鉄道の電車かバスでアクセスできます。歩くのが苦でなければ、電車の方が速くて安いと思います。

伊予鉄道 郊外電車

電車なら、伊予鉄道 郊外電車(高浜・横河原線の大手町駅や松山市駅)で「横河原よこがわら」行きの電車に乗り、「久米くめ駅」(もしくは一つ次の「鷹ノ子たかのこ駅」)で下車します。たかのこの湯は久米駅と鷹ノ子駅のちょうど中間あたりにあり、それぞれ駅から徒歩で10分ほどです。

伊予鉄バス

バスなら、松山市駅から伊予鉄バス 川内かわうち線の「川内かわうちグリーンタウンかみ」か「さくらの湯」行きのバスに乗り、「鷹の子たかのこ温泉前」バス停で下車します。バス停から案内看板が見えると思います。踏切を渡ればすぐです。

車でのアクセス

車で高速を使って行くなら、松山道(E56,、E11)の松山ICか川内ICが最寄りです。

松山IC方面から

西の方から来る人は、松山ICが最寄りです。こちらのマップの通り、松山ICを降りたら国道379号を北上し、イオンの見える「天山交差点」を右折、その後、マックやくら寿司のある「枝松交差点」を右折し、県道334号を通るルートをおすすめします。距離は8kmくらいですが、県道334号は混雑するようなので、時間は30分くらい見ておいた方が良いかもしれません。カーナビだと、住宅街を横切って通るようなルートを案内してきますが、道がかなり狭いのでやめた方が良いです

たかのこの湯:松山ICからのおすすめルート
OpenStreetMapを元に作成 © OpenStreetMap contributors

川内IC方面から

東の方から来る人は、川内ICが最寄りです。こちらは、カーナビの案内通りに進んでくればよいと思います。距離は10kmほどで、混んでなければ20分くらいだと思います。

県道334号~たかのこの湯

県道334号を進むと、道沿いに案内看板がありますので、これを目印に曲がります。

たかのこの湯:この看板が目印です

踏切を渡ったらすぐに「たかのこの湯」と「たかのこのホテル」が見えてきます。

たかのこの湯:踏切を渡ってすぐです

駐車場は、「たかのこのホテル」と共同で、充分に広いです。

たかのこの湯:広い駐車場

ちなみに、たかのこの湯のアクセスのページを見ると、松山空港から1.2kmと書いてありますが、恐らく11.2kmの誤記と思われますので、お気をつけください。

建物の外観

前掲の駐車場の写真でいう、右側の背の低い建物が「たかのこの湯」です。入口に、新型コロナの関係で非接触の体温計がありますので、それで体温を測って入館しましょう。

たかのこの湯:入口

食事処「あまねく食堂」

入館してすぐ右手に、「あまねく食堂」という食事処があります。一部、+450円で入浴券がついてくるメニューもありますので、食事もする予定の方は、先に「あまねく食堂」へ立ち寄りましょう。あまねく食堂で入浴券付き食券を購入して、先に入浴、後で食事ということもできるそうですので、希望する方はスタッフに聞いてみてください。

たかのこの湯:併設の食事処「あまねく食堂」です

「あまねく食堂」の営業時間は6時から23時で、オーダーストップは22時30分です。朝6時から11時まではモーニングメニューのみで、11時以降はセットメニューや定食もいただけます。また、11時から15時までは、日替わり御前というのもあるようです。

たかのこの湯:日替わり御前もあるらしい

「あまねく食堂」に入ってすぐに券売機がありますので、そこで食券を購入します。今回私は、モーニングの時間帯に行きましたので、モーニングメニューの「入浴券付き ピザトースト」を購入しました。通常のピザトーストは730円で、それに+450円で入浴券がついて、合わせて1,180円です。

たかのこの湯:券売機で食券を購入します

食券を購入したらスタッフに渡して、着席します。モーニングにはドリンクが付きますので、食券を渡す際にドリンクも指定します。

モーニングのピザトーストメニューは、ピザトースト、ハムエッグ、サラダ、ヨーグルトにドリンクが付いたものです。ドリンクにアイスコーヒーを頼んだ場合は、ガムシロップとフレッシュもあります。

たかのこの湯:モーニングのピザトースト

ちなみに、あまねく食堂の他のメニューはこんな感じです。

たかのこの湯:「あまねく食堂」のメニュー(1)
たかのこの湯:「あまねく食堂」のメニュー(2)
たかのこの湯:「あまねく食堂」のメニュー(3)
たかのこの湯:「あまねく食堂」のメニュー(4)
たかのこの湯:「あまねく食堂」のメニュー(5)

インスタのフォローと写真の投稿で、バニラアイスがもらえるそうです。

たかのこの湯:あまねく食堂のインスタをフォロー&投稿でバニラアイスがもらえるそうです

また、あまねく食堂の一番奥にはトイレもあります。こちらは靴を履いたまま利用できます。

あまねく食堂の前には野菜なども販売されており、テイクアウトのお弁当もあるようです。これらはあまねく食堂のレジで購入するみたいです。

たかのこの湯:地元の野菜が売られていました
たかのこの湯:お弁当もあるらしい

温泉「たかのこの湯」

入館、受付

建物に入ったら、あまねく食堂を通り過ぎてまっすぐ進みます。左手にげた箱がありますので、靴を脱いで入館します。げた箱は、木の板の鍵が付いたタイプです。

たかのこの湯:靴を脱いでげた箱にしまいます
たかのこの湯:げた箱は木の鍵タイプです

続いて、げた箱の近くに券売機があるので、入浴券を購入します。あまねく食堂で入浴券付き食券を買った方は、あまねく食堂で無料入浴券をもらっていると思いますので、購入不要です。

たかのこの湯:券売機で入浴券を購入します

入浴券を買ったら、受付に出して脱衣所へ向かいます。あまねく食堂の無料入浴券も、そのまま受付に出せばOKです。

たかのこの湯:入浴券を受付に渡し、脱衣所へ向かいます

入浴

受付横ののれんをくぐると脱衣所です。脱衣所にはこれらの設備がありました。

  • 鍵付きロッカー:
    硬貨不要の鍵付きロッカーで、数は充分にあります。記憶が曖昧ですが、確か鍵はヘアゴムで鍵と番号札をつけたようなものです。体を洗うときにジャラジャラして少し邪魔です。
  • トイレ
  • 体重計
  • 洗面台
  • ドライヤー
  • 冷水器

浴室に入ると、屋内にはこれらの設備・備品があります。

  • シャワー席:
    たくさんあります。各席にリンスインシャンプーとボディーソープがあります
  • 大浴場:浴室中央にあり、ジャグジーになっています
  • 子供風呂:大浴場の隣にある、浅いお風呂です
  • 温泉(大師の湯、弁天の湯):旧源泉につかれるお風呂です
  • 歩行浴:
    お湯につかって歩いて運動できるお風呂です。確か、水深が150cmだったと思いますので、お子様連れの方は気をつけてください。この中に2カ所、ジェットバスがあります。
  • 座湯:背中部分にお湯が流れているベンチです。
  • ミストサウナ(のようなもの):
    恐らく、本来は扉があって低温・高湿度のミストサウナなのだと思いますが、扉が外されていて(?)、天井から霧が出てくる涼しいミストサウナでした。イメージは、夏場の屋外イベント会場にあるクールダウンエリアのような感じです。
  • 電気風呂
  • サウナ:露天風呂へ出る途中にサウナの入口があります
  • 水風呂:サウナの向かいにあります
  • 冷水器:サウナ、水風呂付近にあります

また、屋外にはこれらの設備がありました。

  • 露天風呂:
    こちらは、新しい源泉のお湯につかれます。浴槽の半分くらいは浅瀬になっていて、浴槽の縁に頭を乗せて寝っ転がる感じでつかることもできます
  • 寝湯:
    こちらは、石の上にお湯が流れる感じのエリアです。
  • その他、湯冷まし用に椅子がありました。

お風呂の種類は豊富で、それぞれ浴槽も広く、のびのびとお湯につかれます。また、屋内では旧源泉のお湯に、屋外では新源泉のお湯につかれます。それぞれ、源泉を加熱せずに掛け流ししているため、季節によって湯温が変わったりするようです。屋内の旧源泉はぬるめ、屋外の新源泉は熱めの温度です。その他、サウナや歩行浴、電気風呂などもあり、長時間滞在しても飽きません。

サウナについて、私が行ったときは新型コロナの影響で座席数が一つ飛ばしに制限されていました。ただ、記事執筆時点の情報だと、2021/8/12から当面の間、残念ながらサウナは使用中止となってしまったようです

その他、併設施設など

館内無料Wi-Fiあります

館内では無料のWi-Fiが使えます。ここでのSSID等の記載はしないでおきますが、あまねく食堂のテーブル(インスタフォローの案内)や、げた箱近辺に案内があります。

手もみ処 癒和

「たかのこの湯」館内の、休憩スペースの奥(写真の左)に「手もみ処 癒和」というマッサージ屋さんがあります。こちらは10時から25時(最終受付23時)で営業しているそうです。

たかのこの湯:休憩スペースです

たかのこのホテル

「たかのこの湯」に隣接して「たかのこのホテル」という宿泊施設があります。今回は利用しませんでしたが、こちらも良さげなホテルです。

たかのこの湯:隣接する「たかのこのホテル」の外観です

たかのこの湯 コインランドリー

また、「たかのこの湯」に隣接して、コインランドリーもあります。衣類を洗濯している間に温泉を利用するのも良いかもしれません。こちらは24時間営業です。

洗濯・乾燥機:

  • 洗濯・乾燥、8kg:50分、1,000円
  • 洗濯・乾燥、15kg:(中型)60分、1,200円 または(大型)50分、1,300円
  • 洗濯のみ、22kg:30分、900円
  • 洗濯のみ、32kg:30分、1,200円
  • 乾燥のみ、15kg:10分、100円
  • 乾燥のみ、22kg:7分、100円

洗濯機:

  • 9kg:35分、300円
  • 14kg:35分、500円
  • 20kg:35分、700円

乾燥機:

  • 小型:10分、100円
  • 中型:(記録し忘れました)
  • 大型(30kg):6分、100円
たかのこの湯:隣接するコインランドリーです
たかのこの湯:コインランドリーの洗濯・乾燥機
たかのこの湯:コインランドリーの乾燥機
たかのこの湯:コインランドリーの洗濯機

EV急速充電スタンド

コインランドリーの近くには、電気自動車用の急速充電スペースがありました。この写真は、線路側入口付近の充電器ですが、たかのこのホテルの前にも2台分充電器があるみたいです(前掲のホテル外観の写真)。

たかのこの湯:電気自動車用の急速充電器が3台分あります

ウォーキング

「たかのこの湯」をスタート&ゴールにして、ウォーキングのルート「鷹子 ふる里の道(米山の里めぐり)」も設定されているみたいです。付近の観光スポット巡りにどうぞ。

たかのこの湯:付近のウォーキングのルートです

「たかのこの湯」の運営会社について

私が「たかのこの湯」を知ったのは、スーパー耐久やSUPER GTのチームスポンサー(Max Racing)、SUPER GTのラウンドスポンサーなどモータースポーツのイベントを通してのことです。これらは、「たかのこのホテル」、「たかのこの湯」を運営している「オオノ開發(オオノアソシエーツ)」が、スポーツ応援活動の一環としてスポンサーをしているようです。

が、実際に「たかのこの湯」へ行ってみたりホームページを見てみても、モータースポーツの気配は一切感じられません(笑)。ごく普通のホテル・温泉ですので、その点はどなたでも安心して利用できると思います。

オオノ開發は、解体工事や産業廃棄物の処理を本業とする会社のようですが、グループに今回紹介した「たかのこのホテル」や「たかのこの湯」も入っています。調べてみると、昔は違う会社が「鷹の子温泉」という名前で運営していて、宿泊施設や演芸場(娯楽施設)も併設されていたらしい。一旦廃業となり、2012年にオオノ開發が再建した際に、今の名前になったようです。(この屋根はアワビをモチーフにした形らしい)

オオノ開發は他にも、近隣で「マテラの森」というレジャー施設や、「媛彦温泉」も運営しているようです。